久米工業株式会社

LogiNebulaの導入により、在庫精度を劇的に改善。生産管理との連携実現に向け、基幹システムも刷新へ!

■社名
久米工業株式会社
■設立
1953年3月
■本社
愛知県名古屋市南区明治1-10-14
■従業員数
103名
■代表者
代表取締役社長 久米隆嗣
■事業内容
住宅およびマンションにおける墜落防止用のアルミ手すり製造など
■資本金
1億円
■拠点数
5拠点
■ホームページ
https://www.kume-ind.co.jp/

導入前の課題・動機

属人化した自社開発WMSが在庫差異を生む。
ハンディターミナルの刷新や生産管理との連携など山積する課題。

ロジネビュラの導入以前、久米工業では大きな在庫差異が発生していた。材料入庫時に入力ミスや入力漏れが起きても、発覚するのは翌日以降。差異が多すぎて原因すらつかめない、そんな悪循環が続いた。 自社で開発した在庫管理システムの老朽化も大きな問題だった。システム導入を先導してきた鈴木利明氏は、当時をこう振り返る。

「以前はハンディターミナルがクレードル同期タイプであり、リアルタイムに在庫数が把握できませんでした。さらに、前任者しかシステム設計を把握しておらず、システム改修も
困難でした」

同社のアルミ製手すりは、施工先の注文に応じてサイズ加工を行う半製品だ。同社では注文を受けてから加工し、各営業所などを経由して出荷される。例えば2mの製品は5mの材料ではなく6mの材料からカットする。半端を出さないための工夫であり、そのために在庫と注文を紐づけて在庫管理する必要がある。これが引当処理である。引当処理が適切に行われないと、材料の無駄が発生し、原価が上昇してしまう。つまり、同社には在庫の正確な管理に加え、在庫管理と生産管理の密な機能連携が求められていたのだ。

ロジネビュラに決定した理由

低価格でありながら、豊富な機能とカスタマイズ可能なことを評価。
生産管理などの他システムとの連携も視野に入れた選択。

「ロジネビュラは、クラウド型WMSとして豊富な機能を備えていながら、低価格であることが魅力でした。ライセンス料金が定額でアカウント数の制限がないこと(※PREMIUMプラン)、最新型ハンディターミナルに対応していることもポイント。将来的にはWMSと生産管理や配送管理との連携を想定しており、カスタマイズ可能なこともロジネビュラに決定した大きな理由です」(鈴木氏)

クラウド型WMSゆえ、システム担当者が不要でサーバー保守が軽減できること、BCP対策にも優れていることも決定理由だ。

ロジネビュラでは、原材料を重量と本数、ふたつの単位で在庫管理できる。同社における請求および在庫管理の都合上、複数の在庫管理ができることは必須だ。また、ロジネビュラで利用可能なハンディターミナルは、リアルタイムに同期や在庫修正が可能なため、常に最新の在庫状況を把握できるようになる。

「当社業務は一般的な製造業と少し違うため、汎用的なシステムでは不十分。ネプラは、物流、製造の双方に明るく、当社課題に対し豊富な実績と経験を元に、親身に相談にのってくれたことも決め手となりました」(鈴木PL)

導入後の効果

LogiNebulaの導入で、驚異の在庫差異0.5%を達成!
原価削減に向け、基幹システムの刷新も目指す。

同社ではロジネビュラ導入に伴い、敷地内にWi-Fiを整備した。最新型ハンディターミナルを利用するためだ。これで念願であった在庫をリアルタイムに把握することができるようになった。

Wi-Fiを整備したおかげで、ロケーション管理の手間も向上した。ロジネビュラでは、ハンディターミナルで、求める在庫に対する最新ロケーションの検索と確認が可能になった。求める在庫を探して倉庫内を探し回ったことも、ハンディターミナルでロケーション確認ができる今となっては過去の思い出である。

以前は、引当済みの在庫を間違って他オーダーに使ってしまい、肝心のオーダー用材料が不足し、その結果出荷ができなくなることがあったという。ロジネビュラ導入後は、こういったミスオペレーションは格段に減り、スムーズな納期対応を実現、生産性向上にも貢献している。ロジネビュラは、同社業務におけるポイントをひとつずつ、確実に向上させているのだ。

これらの結果、在庫精度は飛躍的に向上し、現在では0.5%にまで在庫差異は改善した。

しかし、もっと変わったのは社員たちの意識だったという。

「『どうせ在庫が合わないし』といった諦めが、在庫差異発生の一因だったのでしょう。しかしロジネビュラ導入で飛躍的に在庫差異が縮小してからは、社員たちも『やればできるのだ!』と自信をつけ、在庫管理に対する意識が変わってきたことを感じます」
(鈴木氏)

 

同社では基幹システムにSAPを導入しているが、ライセンス費用が高く、WMSと生産管理とのシステム連携が不十分であるなど、同社にマッチしているとは言い難い。そのため、基幹業務システム向けクラウド基盤「Nepula」による新システムの構築に取り組んでいる。在庫管理と生産管理の連携により、さらなる原価低減を目指しているのだ。

今後、ロジネビュラがさらなる進化を遂げ、同社の発展にどのように貢献するのか、注目である。

 

取材後記

「ネプラの提案力」が、あなたの理想を実現する。

「ネプラは当社の要望を超え、一歩先を見据えた提案をしてくれる」と鈴木氏は語ってくれた。お客様の業務に一番詳しいのはお客様自身である。提案にはシステム開発会社として経験と実績をベースに、お客様業務を理解し想像する力が求められる。故に、このような褒め言葉を頂くのは、簡単なようで実はとても難しい。
ロジネビュラは、柔軟で多種多様な在庫管理の基盤があるのでコアな部分を変更することなく、ユーザインターフェース部分をお客様の要望に合わせてカスタマイズすることが可能である。これにより低価格、短期間でお客様に適したWMSに生まれ変わる。ネプラの提案力は、きっとあなたの課題解決につながるはずだ。

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