中京陸運株式会社

LogiNegbula(ロジネビュラ)、その原点を探る。
LogiNegbula誕生ストーリー。

■社名
中京陸運株式会社
■設立
昭和28年12月26日
■本社
愛知県名古屋市熱田区白鳥三丁目6番17号
■従業員数
約550名
■代表者
鷹見 正彦
■事業内容
貨物自動車運送業・倉庫業・産業廃棄物収集運搬業など
■資本金
7,840万円
■拠点数
全国18ヶ所
■ホームページ
http://www.chukyorikuun.com/

WMS(倉庫管理システム)を自社開発した理由とは?

「倉庫会社にとって、本当に使いやすいWMSとは?」
既存のパッケージシステムに対する不満が、ロジネビュラを生み出した。

中京陸運が、WMS(倉庫管理システム)の自社開発を始めたのは2003年頃。同社の高橋執行役員(情報システム部)は、当時の経緯をこのように振り返る。
「パッケージシステムでは、当社が求める使い勝手が実現できませんでした」
同社の倉庫では、日用品から医薬品、原材料系まで幅広い商品を取り扱う。幅広い仕事に対応できる懐の深いWMSが必要であった。
同社のノウハウを注ぎ込んだ自社開発WMSは進化し続け、やがて外部からも注目され始めた。
「お客様からも、ぜひ利用させて欲しいという声が上がり始めました」
(高橋執行役員)
しかし、自社開発のWMSはオンプレミスであり、お客様に利用してもらうのは難しかった。これをネプラがクラウド上に開発し、2013年、新たに生まれ変わったのが「LogiNebula(ロジネビュラ)」である。

LogiNebulaの魅力とは?

倉庫のプロが創った現場ファーストのWMS!
だからこそ、きっとあなたの倉庫オペレーションにもフィットする。

ロジネビュラは、60年以上に及ぶ同社のノウハウが詰まったWMSである。文字通り倉庫が生んだWMS、それがロジネビュラだ。

「在庫管理の基本的な考え方は変わらないはず。だからこそ、新たにロジネビュラを導入したお客様でもすぐに使い始めることができる」

(高橋執行役員)

幅広い商品を扱ってきた同社で鍛え上げられたロジネビュラ。どんな業種業界にも対応可能なWMSに育った理由が個々にある。これこそがロジネビュラがお客様に支持される理由のひとつだ。

「どんなお客様にも、どんな荷物にもさっと対応、素早く稼働開始できる。クラウドだから、PCとインターネットがあれば使える手軽さも現場にはありがたいです」

同社の現場を取り仕切る、渡邉副センター長(春日物流センター)は、ロジネビュラの魅力をこう語る。ロジネビュラは面倒なマスタ登録も簡単に行えるから、現場が求めるスピーディな立ち上げが可能だ。これも現場のニーズから生まれたロジネビュラの強みである。

LogiNebulaが果たす役割。

LogiNebulaが示す可能性。
現場の業務標準化をLogiNebulaが支え、進化していく。

「顧客満足度の工場、そしてコンプライアンスの遵守に、ロジネビュラは大きな強みを発揮しています」

(高橋執行役員)

ロジネビュラには。TMS(運行管理システム)機能である「GPSNebula」がある。同社は本機能により、荷主に対し配送状況をリアルタイムに報告できるようになった。

ロジネビュラによって、同社では配送の動きも在庫状態も、荷主に開示できる透明性を手に入れたのである。

荷主側からすれば電話確認の手間が省ける。同社からすれば荷主の安心感と信頼を得られる。顧客満足度の向上という点でも、ロジネビュラは大きな強みを持つ。

「ドライバーがコンプライアンスを守った働き方をしているのか、管理する上でGPSNebulaはとても有効です」(高橋執行役員)

運送事業者にとって、コンプライアンス遵守は重要な課題と言っていい。しかし、会社がコンプライアンスを守っても、ドライバーがきちんと休憩をとってくれるかは分からない。

GPSNebulaは、そんな運送会社にとって強い味方なのだ。

「業務の属人化を解消するためにも、ロジネビュラは有効です」

こう語るのは情報システム部柴田係長である。業務の標準化は、どの業界、どの会社でも悩みのタネだが、ロジネビュラを使っていると、自ずと業務標準化されるという。同社では荷主ごとにメインとサブの担当を付け、属人化を防いでいる。これもロジネビュラあってこその施策である。

 

ー高橋執行役員は語る。

「これ以上の現場のコスト削減をすすめることはかなり厳しい。だからこそ、人の労力をいかに減らしていくかが鍵となる」

これは同社に限らず、物流業界全体が直面している課題だ。例えば、帳票。荷主によって、時には商品によって、異なる帳票の存在は、業務効率化の手強い敵だ。しかし、ロジネビュラによって帳票が統一された同社では問題にはならない。同社が、幅広い商品を取り扱う対応力を手に入れたのは、ロジネビュラ開発に注ぎ込んだ努力と情熱が貢献している。

今後の課題として同社は、「システムと現場ノウハウの効率的な住み分け」を挙げる。次はロジネビュラが同社に恩返しをするターンだ。現在140を超える導入実績を持つロジネビュラは、最前線の現場からの声を受け、日々進化し続けている。そのフィードバックは、ロジネビュラを利用する同社にも届き、同社の改善活動に貢献する。これこそ、ロジネビュラが生みの親である同社にできる恩返しのひとつであろう。

 

取材後記

「Excelの方が面倒だ」という迫力

取材中、もっとも衝撃を受けたのは、渡邉副センター長の「Excelの方が面倒だ」
という一言だった。おそらく、仕事でもっとも多く利用されているITツールは、メールとExcelであろう。メールは必要性から、Excelは汎用性の広さが理由である。
だからこそ、Excelで在庫や入出庫を管理する物流企業は多いし、そこから抜けられない現場も多い。せっかくWMSを導入したのに、Excelと併用している本末転倒な現場すらある。Excelは属人化を促し、業務の標準化を阻む。倉庫の現場において属人化が進むとどうなるか? 現場を知る人は経験したことがあるかもしれない。
営業が苦労して取ってきた仕事を、現場が「こんな荷物は扱えない」と断るようになるのだ。これでは会社は成長しない。会社が成長しないから、現場も成長しない。
絵に描いたような悪循環である。「Excelよりも簡単なWMS」という言葉には、これだけの迫力がある。これがロジネビュラだ。しかも、ロジネビュラは無料から使える。
「Excelよりも簡単なWMS」、それが本当かどうか、あなたもぜひ感じて欲しい。

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